気になるあの人とのメッセージ・LINEのやり取りは内容がなんであれ楽しいものだし、続けたいものだ。
しかし、自分が片思い中の場合、相手も同じように”楽しい”と思っているとは限らないのが現実だ。
そこで今回は、警戒心が強かったり、好意が見えずなかなかお近づきになれないあの人と”文章”で急接近する方法を紹介する。
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相手に親近感を抱かさせる心理学テクニック「ミラーリング」
ミラーリングとは、相手の仕草や行動、言動などを鏡のように真似ることを指す、コミュニケーション手法の一種。
ミラーリングは、”相手との距離を縮めるテクニック”として心理学では一般的に使われる手法だ。
人間の心理として、仕草や行動、言動を真似する(共通点の多い)相手に対して心を開きやすい傾向にある。
これはミラーリングという行為に「類似性の法則」という法則が働くからで、自分に似ている、自分と近い人を好むという心理が生じるからである。
一般的なミラーリングの使い方は、実際に対象の人物に会って、その行動および言動を真似することだ。
例えば、
- 相手が水を飲んだら自分は何かを食べる
- 隣を歩く時、歩調を合わせる
などなど。
行動の場合、露骨に相手と同じことをすると怪しいので、それに近いことをすることが望ましい。
そして、今回紹介する「文章・顔文字を真似する」という行為は、ミラーリングを最大限に活用することを意味する。
相手の文章・顔文字を真似する
まず、文章を真似するというのは「文章量を相手に合わせる」ことを意味する。
文章量が多い人には多く、少ない人には少なく、返信が2回に分かれたらこちらも2回に分ける、といった具合だ。
「そんなの当たり前にやってる!」と思われるかもしれないが、できない人が多いから言っている。
どうしても気になる人とのやり取りだと「あれもこれも・・・」という具合に、相手の文章量を無視して返信しがちだが、まずは相手の気持ちを汲み取って、相手が返信しやすい状況を作ってあげることが大事だ。(⇒副効果として単純接触効果も期待できる)
次に「顔文字を真似する」ということだが、大きく分類すると「😁」このような顔文字と「(^^)」このような顔文字に分けることができる。
まったく同じ顔文字を使うというよりは、この2種類の”どちらかを使う”という考え方でいいだろう。
自分が普段使っている顔文字を変えるのはなかなか難しいことだが、相手に合わせることで親近感がUPするならやる価値はあると思う。
たまに独特な顔文字を使う人がいるが、そういう人にはそのまま同じ顔文字を使うのが有効的だ。
例えばこんな感じ↓
接触の回数が多いと相手に親近感を湧きやすい「単純接触効果」
メッセージのやり取りでさらに期待できることが「単純接触効果」だ。
一般的には、相手と会う回数が多いほど親近感を湧きやすいというものだが、メッセージのやり取りでも同じ効果が期待できる。
先ほど、「文章量を相手に合わせて相手が返信しやすい状況を作ってあげる」と言ったのだが、単純接触効果に直接関係する。
相手が返信しやすい状況(文章量を合わせる)を作ってあげれば、返信が早くなり接触回数は増える。
逆に、メッセージのやり取りが苦手で短文になってしまいがちな人の場合、相手が返信してきた文章が多いと返信を後回しにしてしまう傾向にある。
そうなると必然的にやり取りの回数が減り、単純接触効果の恩恵が受けられなってしまう。
相手の表情がわからない”メッセージ”だからこそ大事になる相手への配慮
メッセージのやり取りはよくも悪くも相手の気持ちが読み取れない。良かれと思って送った内容が相手の読み違いで悪い捉え方をされる場合もある。
だからこそ、たった一文でも細かい配慮が必要になるのだ。
一昔前のメールと違って、今ではLINEというお手軽で気軽なツールを使うのが一般的だろう。
相手と繋がりやすくなった分、相手の気持ちに寄り添う配慮がより一層大事になったことは間違いない。